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いつかくると思っていたことが今起きてしまう(081)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2020年10月24日
  • 読了時間: 6分

更新日:2020年11月2日

42歳になった。

ブログをまた書くようになってからすでに2年が過ぎたということだ。



41歳はどんなにプラス思考に考えても、

人生でまぁまぁ最悪な方の1年だったと言える。



理由はもちろんCOVID-19(新型コロナウイルス)だ。



大切にしているものは何かと問われたら、迷いなく、「自由」と答える自分が、

翼をもがれた鳥のごとく、不自由を余儀なくされた



国内でまだ行ったことがない見どころがいっぱいある日本とは違い、

ここは国内線がない小さな島シンガポールだ。

その窮屈ぶりは想像を超えてストレスだ。



いまだにシンガポールは5人を超えて外で集まることが出来ない。

年末にフェーズ3へ移行すると言われているが、

それでも開放される自由は限定的だ。



8人まで緩和される予定だそうだが、このフェーズ3は1年近く続く可能性がある。




もちろん、この状況を利用して、

新しい分野の勉強を初めたり、何かのスキルを得たり、

プラスに考えることにしての行動はとってきたが、


そういったことを差し引いても、「不自由」というこのひとつだけで、

正直に楽しくないと判断せざるを得ない1年だった。





他国に住む友達にも会えないし、


他国とのビジネスも一旦なかったことになったし、


このタイミングで他界した日本の義父の葬式にも出れなかった。


海外に移住しているので、親の死に目に会えないという覚悟はもちろん持っているんだけども、

こういう不自由さを想定していたわけではない。

自由に飛べないということはなんと残酷か。



最後に孫に会わせてあげたかった。

頻繁に日本の病室とシンガポールの我が家でビデオ通話は出来たけど、

それはやっぱり違う。



一方で良かったことはというと、

人に会えないし家から出れないということで、

食べ物のコントロールが完璧にできる環境にあったということ。




何を食べればどのように自分の身体が反応するのか、

何を食べなければどのような違いが出るのか、

自分の身体で人体実験的なことが思う存分に出来た。




いままでもケトジェニックはちょくちょく取り入れていたが、

ここまでストイックな糖質なしを実践できたのは、

口に入れるものすべてをコントロールできる完全引きこもり生活のおかげだ。




そのせいで、

キングダムの羌瘣の巫舞が如く、深く深く、

いままでにない深いケトジェニックに入る事ができ、

じゃんじゃん脂質からエネルギーを作り出すことに成功した。




一度この回路をこのレベルまで活性化出来たのだから、

次回からは身体が覚えているはずなので、

一瞬で深いケトジェニックに落とせるはずだと確信している。



このように41歳は思っていたのとはずいぶん違うことになった1年だった。


まさかこんな感じで翼をもがれるなんて思ってもみなかったからだ。

まさかこんな感じで引きこもり生活を余儀なくされるとは、

まさかこんな感じでリアルな人とのコミュニケーションを絶たれるとは、

思いもしなかったからだ。




しかし、これがタイトルのとおりなわけだけど、

いつかはこういう時が来るとは思ってたのだ。

でも思ってたよりずいぶんと早く、それもずいぶんといきなり来ただけだ。



アメリカと仕事をするとき、もう随分前からDocuSignで契約書だったし、

随分前からZoomでミーティングだった。


あー、こんな感じでネット上だけで完結する事になっていくんだろうな、って思ってたし、

人の移動なんてなくなっていくのかもしれないなー、と思ってた。


もっと遡れば、10年前にシンガポールに移住してくる前の大阪時代。

2008年とか2009年。

ノマドという言葉が出始めたころだったと思う。


当時から、移動しまくりの仕事のスタイルだったので、パーソナルクラウドにデータを置いて、

どこからでも仕事ができるという状況にいかに近づけるかを考えていた。


その時から、どこにいても仕事ができるということは、

仕事でどこにも行かないということだな、と思っていたし、

完全にワークフロムホームな時代が来ちゃうんだろうな、と思ってた。


都心に住むなんてコストだけが高くてバカみたいだ。

っていう時代になるんだろうな、と。

最終、マトリックスな世界まで行くんでしょ、と。



そんなことにはみんな気づいていたし、準備も進めていたんだろうけども。

こんなに強制的な感じで来ると思ってなかったし、

いきなりな感じで来ちゃうとは想像してなかったし。


まぁ気づいていたので、粛々と予定していた方向に進むのみなんだけど、

正直完全に戸惑った。

いきなりすべての分野の仕事がネットで完結できるわけじゃないので、

新興国とのビジネスは完全に面食らった。



もしも地球を動かす支配層がいるのであれば、

もうちょっとソフトな社会実験的なやつを挟んでほしかったよね、と思う。



まぁ、そんなわけで、今回の件を経験したということで、


来るだろうなと思っていることは、

意外にもいきなり明日来る可能性だってあるということだ。


こんな豪快で強制的に「来る」ことを経験しちゃったら、もう次は言い訳できない。


例えば、

「お金」というものなんて持っててもこの先価値があるのかどうか微妙だよね、

なんて話を友達とすることが増えたが、それもいきなり来るかもしれないということだ。


コロナ渦でTwitterのガチスタート勢がやたらと量産されてるイメージがある。

(InstagramではなくなぜかTwitter)。

見境なくフォロワーを増やしにかかり、それもまぁまぁ力技なパワフルな人たちだ。

自分としては見ていて近寄らないようにしているタイプだ。


でも、

それをみて「いまさらなにを」って余裕かましているよりは、

ガチ運用を仕掛けている人のほうが、粛々と予定していた方向に進んでいるのかもしれない。

急に「来る」可能性があることに気づいちゃった人なのかもしれない。

力技はさておき。


お金なんて貯めても意味がないかもしれないし、

貯めるべきは「お金」じゃなくて「良質なフォロワー」なのかもしれないからだ。

稼ぐべきは「お金」よりも「人からの信用」なのかもしれないからだ。


現に、子供に財産を相続するがごとく、

子供にフォロワーをつけていってる親インフルエンサーは大勢いることだし。



これがいきなりやってきた場合、どうしようか。

何年か前から言われているように資本経済が信用経済に切り替わる、

それがパァーんといきなりやってきたら。


良質なフォロワー」持ってる人が正義、

信用スコア」の高い人が正義、

「お金」持っててもあんま意味ないですよ、って明日なったらどうしようか。


どうしようかってならないためにも、

株や債券、不動産や保険を買って資産を分散するがごとく、

Twitterをガチ運用してフォロワーを増やしていく作業をすることが、当たり前なのかもしれない。

全然やりたくないけど。


42歳になったし、

いまさらTwitterアカウントを復活させることもあるのかもしれない。

しかし、Twitterってなんでこんな日本でだけ伸びてるのかな。。


誕生日にふとそんなことを考えていました。





DocuSignとZoom Videoは当時買っとけばよかったよねって悔しくなる株のTOPです。


孔雀に求愛されがちです。



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自分にも40歳がやってきた。

We don’t stop playing because we grow old;

we grow old because we stop playing.

​​何かを始めるには良い歳だ。

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