10年以上ぶりにPC自作試みるも(006)
- K

- 2019年3月11日
- 読了時間: 3分
20代の頃はデスクトップPCはいつも自作していました。
詳しい友人と昼に集合して大阪の日本橋へパーツを買いに行き、
戻って家でチューハイとワインを飲んで酔っ払いながら、
セットアップが終わる頃にはベロベロ。
そのままベランダで七輪でサンマ焼いてダラダラ。
大体そんな感じだったのですが、
シンガポールへ来てからというもの、
出来合いのものを買うだけになり、
いじったとしてもちょっとパーツを変えたり足したりする程度でした。
最近そこまでPCで重たい作業もしなくなったし、
もう少し小さめにしたいなぁとか思って、
ミニPCの出来合いのものを探していたけれど、
日本で発売となったモデルがシンガポールで発売されていない、とか、
さすがにもうちょっと高スペックな方がいいな、とか、
ストレージだけはもうちょいほしいな、とか。
なかなか思うようにいかないなと思っていたところ、
Intel NUCの最新モデル「NUC8i7BEH」
をたまたま耳にして。
NUCはNext Unit of Computingの略称。
2012年11月デビューのNUCは、手のひらサイズで当時から話題になっていたものの、
小型=非力と思い込んで、実はよく調べたことすらなかったのです。

ところが、
新型NUC「Bean Canyon」ファミリーの最上位ベアボーンモデル「NUC8i7BEH」を調べてみたところ、
浦島太郎状態でして、
手のひらサイズPCっていまやこんなに高性能なの?
NUCは現時点で正方形のスタンダードなものが全10モデルあるようで、
大きくは下記2パターンのモデルに分かれています。
・PCケース、電源、マザーボードという構成のベアボーンモデル
・Windows 10、メモリ、ストレージまでセットになったモデル
最上位が大好きなタイプでして、「NUC8i7BEH」を手に取りました。
CPUにCore i7-8559Uを採用していて、これは交換できません。
下位モデルでは、Core i5-8259U、Core i3-8109Uがありますが、
ぼくの用途を考えるとCore i7-8559Uがベスト。
付属品としては、
・取扱説明書
・ACアダプターと電源ケーブル
・VESAマウント用プレート
・ネジ
ACアダプターが本体に対してやけに大きく感じる点が残念なものの、
とにかく小さい。
片手で簡単につかめる大きさなんです。
いやー、すごい。

それでいて実にインタフェースも充実しています。
・USB3.1 Gen2(Type-A)前面2基背面2基
・3.5mmヘッドフォンマイク端子、
・MicroSDカードスロット(SDXC対応)
・kensington lock
・HDMI 2.0
・有線LAN
・Thunderbolt 3
・無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
・Bluetooth 5.0(Intel Wireless-AC 9560)
内部を見てみると、
・2.5型ベイ(9.5mm厚までのSSDやHDD)1基
・M.2スロット(Type 2242、Type 2280対応)
・メモリスロット(最大32GB、DDR4-2400、1.2V SO-DIMM)2基
デュアルSSDでRAIDという手もありです。
さっそくシンガポールの秋葉原 SIM LIM SQUARE(森林スクエア)へ。
だいたい4階に行けばそれ系でして、パーツは4階のどこの店でも同じようなラインナップと値段。
「NUC8i7BEH」(値段は788 SGD)と下記を購入。
メモリ: Crucial 16GB DDR4-2400を2つで32GB。
ストレージ:Samsung SSD 500GB 970 EVO M.2、WD HDD 2TB 7mm 128MB。
OS: Windows 10 Home 64bit
合計、税込み1,602 SGDなり。
さて、さっそく家で自作、なわけですが、
これはもうプラモデルです。
めちゃくちゃ簡単。
メモリ2枚さして、SSDさして、HDDはめこんで、ネジ4本でカバー締めたら終了。
たぶん5分もかからず。
これは自作と言っていいのかどうなのか。
さっそくSamsungの49 inch Curved Monitor with Super Ultra-wide screenに出力。
この手のひらサイズから表示されていると思うと、
なんか感動。
しかも体感できるレベルで高速になった。
グラフィックだけはやはりそこそこですが、ぼくの用途では全く問題なし。
しかも、静かなんです、このPC。
タワー型から手のひらサイズへ、圧倒的な省スペース化。
時代を感じてしまいましたよ。


