54歳シンガポール(037)
- K

- 2019年8月11日
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シンガポールに移住してきて9年以上が経過し、
社会人としての半分はシンガポール居住ということになります。
毎年8月9日は、シンガポールのナショナルデー。
1965年にシンガポールがマレーシアから独立したことを記念して、
首相の演説やパレード、花火も盛大に行われる一大イベントです。
いままで花火が見えるレストランで食事、とかはあったけど、
こんなに長く住んでいるのに、テレビ生中継を最初から最後まで見るのは、
今年が初めてでした。
なんとなくつけたシンガポールのテレビ放送。
なんか見入ってしまいまして。
ここまで長く住まわせてもらっていると、
シンガポールという国に対する感謝の気持はとても大きく。
有名な、
54年前、自ら望んでの独立ではなく、突然独立せざるを得ない状況となったこの国の、
リー・クアンユー初代首相の言葉、
"There is nothing to be worried about. Many things will go on just as usual. But be firm, be calm. We are going to have a multiracial nation in Singapore. We will set the example. This is not a Malay nation, this is not a Chinese nation, this is not an Indian nation. Everybody will have his place. Equal. Language, culture, religion."
マレー人でも中華人でもインド人でもない、みんなの国。
成功例を示すというスピーチ通り、いろんな人種が混ざりあった力強い国を、
世界に見せつけてくれていると思います。
この演説の内容を知ってはいたけど、
テレビ生中継を最後まで見て、この言葉が未だに国民に根付き、
54歳になったシンガポールの変わらぬ団結力に、涙が出ました。



