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フィリピンという国が嫌いなわけでもない、フィリピン人が嫌いというわけでもない、フィリピンへ行きたくないだけなんだ(033)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2019年7月17日
  • 読了時間: 5分

ぼくはフィリピンへ行きたくない。

でも年に1回はフィリピンへ行く機会がある。


その度に、行く寸前までグズってしまう。

それほどまでにフィリピンへ行きたくない。


フィリピンという国というかリゾートはむしろ大好きだ。

7000以上あるという島を制覇できるはずもないが、おそらくそこそこな数の島は訪れている。


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パングラオ島とバリカサグ島の間くらいにある何もない島Virgin Island。

観光客の多い超有名リゾートはさておき、

少しアクセスしにくい島に行くと、もう海の透明度は恐ろしく高いし、潜ればウミガメに会える。


世界の海の中でも片手に収まるほど好きな海と言ってもいい。




フィリピン人が嫌いというわけでもない。

いや、むしろ関わりも多いほうだ。

住み込みで働いてくれているメイドさんもフィリピン人だ。





だけども、

ぼくはフィリピンに行きたくない。


そのたった一つの理由は、

マニラの空港だ。

ニノイ・アキノ国際空港だ。


世界中いろいろな空港に度々訪れてきたぼくとしては、

もちろんまだまだ訪れたことのない空港があるにもかかわらずあえて言わせてもらうと、

ニノイ・アキノ国際空港はだめな空港ぶっちぎりのナンバー1だ。

もちろん個人的な意見です。


個人的な意見でも最悪だけど、

実際過去3年連続で世界最悪の空港としてスリーピング・イン・エアポートで酷評されている。




なにが嫌いってもう、時間どおりに飛行機が着いたことがないし、

時間どおりに飛行機が飛んだことがない。

少し大げさに言ってるかもしれないが、そう思ってしまうほどの確率の高さ。


滑走路が混んでます、という理由でとにかく飛ばない。

滑走路が混んでます、という理由でとにかく着陸できない。


マニラ上空で飛行機の座席の前のフライトコース写しているモニターを見ると、

ぐるぐると同じ場所を回っているという図を幾度となく見ている。




マニラに行く以外で、乗り継ぎで利用するだけだとしても、

あらゆる航路を考えて避けて避けて避けまくってしまうのが、

このマニラの空港での乗り継ぎだ。


なにがだめって、もう4つのターミナルの連携の取れてなさがひどい。

正直3時間位の乗り継ぎ時間がないと不安になる。

同じ空港内なのに、乗り継ぎするために一度出国したりしなくてはいけないほどに、

連携がとれていない。


フィリピンの永住権所有者なんかは、

出国時にお金を支払わないと行けないのだけど、

乗り継ぎのためにわざわざ入国して出国するということでお金を払い、

その手続に時間もかけるという、ありえないことも起きてしまう可能性がある空港。


乗り継ぎで次の飛行機が遅延して、

しかも8時間も遅延して、合計10時間以上をなにもないマニラの空港で過ごしたこともある。

二度と使わない、とそのとき心に誓ったけども、

でもどうしても年に1回以上は、来る用事がある。




さて今回も、

グズってグズって先延ばしにしまくってたけど、

もう限界だから、と、マニラに行ってきた。


第3ターミナル到着だったので、

交通渋滞も嫌すぎるし用事も最小限で済ませて街にも出る気がなかったし、

ターミナルから前の道を渡ったところにあるシェラトンホテルをとっていた。

新しいシェラトンなので初めて泊まる場所。


もちろんマニラ上空で大きめの円を3周くらい描き、

大いに遅延して夜に到着し、混雑のイミグレを抜け、すでにメンタルやられ気味のとき。


近いしホテル送迎バスも30分後にしか来ないと言うし、

歩いてホテルに行こうとターミナルを出て道を渡る連結ブリッジ的なものに登ろうとしたとき。


あれ?

どこ探しても入り口がない。


しばらくうろうろしたけどないので、

そのへんの職員に聞くと、

ターミナルの中からエスカレーターで登ればブリッジ渡れる、という。


うーん、なんであらゆるところでセキュリティチェックポイントあるというのに、

あえてターミナルの中からしかアクセスできない歩道橋なのか。


まぁ仕方がないから目の前にみえてるターミナル内のエスカレーターめがけて、

ターミナルに戻るドアをくぐろうとするも、

「だめだめだめ」と。

ターミナルの扉はたくさんあるけど、入り口はブリッジから最も遠いはるか先のドア。


えー。

めちゃくちゃ無駄にブリッジから正反対の方向へ遠ざかる。

意味はわかるよ、もちろん、セキュリティの都合もあるからね、ターミナルに入るドアは限定しないとね、

でも、目の前にエスカレーターあるのに、それに乗るために遥か遠くへ行って戻ってこなきゃいけないのか?

ターミナルの外にブリッジの入り口を作らなかったために?


そして入口ドアでセキュリティチェックを受けて、またターミナル内を戻って、

ようやくブリッジに行くためのエスカレーターへ。


で、当たり前のように動いていないエスカレーター。


うーん。。。

3階分(4階かも)の階段を登るも、またこの階段が、ブリッジから正反対に遠のく方向に伸びている階段。


なぜだ。

なぜこんな大回りをさせるのだ。

階段らしく交互に配置すればこんなに遠ざからないだろう。

なぜ一直線の階段を作ったのだ。

しかも何?この最上階部分、クーラー全く効いてないやん、何このむせ返る暑さ。


いろんななぜがストレスとなって押し寄せるもなんとかブリッジへ到着すると、

そこでまたセキュリティチェック。

え?

ここでチェックするなら、ターミナルの外からアクセスさせても一緒やん。


もう毎回毎回バックパックを降ろさせられるこのチェックにもストレスを感じるほど、

メンタルはギリギリ。


で長いブリッジを渡り終え、エレベーター降りて連結ブリッジ塔をでるところで、

あたりまえのセキュリティチェック。。。いや、さっきしたやん、チェック。


いや、だからー、こんだけチェックするならー、

ターミナルの外にも入り口作ってー、エレベーターつけてー、みんなアクセスできるようにすればー、

こんな恐ろしい遠回りする必要全く無いんじゃないの?




結果、

道を渡ったところに見える距離にあるシェラトンにたどり着くのに、

遠回りに遠回りを重ね、階段をてくてく登って、

大汗をかきながら20分以上の移動をしてホテルに着きましたと。


昔から利用しているから知っている、結構きれいになってきたのは。

でもね、

行きたくない。

行きたくないよ、フィリピン。

その空港が激的に改善されるまではね。。。










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