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シンガポールドル年利3.48%の銀行口座(149)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2023年7月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年7月22日

以前、シンガポールで増えてきた新しいデジタルバンクについて書いた。


この中に書いていた、GXS Bank が、

知らない間に一般サービスを開始していた。



以前は日本のApple Storeでは出てこなかったiPhoneアプリも、

いまは普通にインストール可能だ。



さっそく、ダウンロードして

口座開設してみた。


簡単過ぎる。


Singpass(シンガポール版マイナンバーみたいなもの)アプリを使って、

個人情報も一発入力。

5分とかからず口座開設が終わってしまった。


GXS Bank は、

タクシー配車・デリバリー等のアプリであるGrab、

シンガポールの大きな通信会社であるSingtel、

この2社が作った銀行ということで、

口座をGrabアプリやSingtel Dashアプリと紐づけ可能だ。

紐付けることでGrabやSingtel Dashでの支払いを直接GXSの口座から行えるようになり、

GXSから支払うことでそれぞれのリワードポイントが1.2倍もらえるようになるそうだ。



そして、これはヨーロッパのデジタルバンクでもよく見るが、

メイン口座に付け加えて、目的に応じていくつも貯金箱を持つことが可能だ。

GXSでは Saving Pockets と呼ばれている。

例えば、次の夏までに旅行用の費用を貯めていくためのポケットを作る場合、

目標金額やそれまでの期間が設定でき、

ポケットの名前を「バルセロナ旅行積立」などと命名することが可能。


これは、子供の教育費用、住宅購入の頭金費用、結婚記念日のプレゼント費用、

などなど、8つまで設定することが出来て、

とても便利。

いつでもメイン口座に引き出すことも出来るし、

いつでもメイン口座からポケットにお金を入れることが出来る。


そして特筆すべきは、

このGXS Bankのポケットには、

金利がつく。

いずれ変動するだろうが、2023年7月現在、

シンガポールドルで 年利3.48% とのこと。

そして、毎日の残高によって、毎日金利が獲得できるとのこと。


シンガポールでは、様々な銀行が、

魅力的な金利を提供しているが、

条件を満たす必要がある場合が多い。

例えば、給与受取口座に指定すること、

毎月500ドル以上預金残高が増えること、

クレジットカードで指定の金額以上使用すること、

保険商品を購入すること、

投資商品を購入すること、

などなど、条件を満たせば、高金利が得られる口座はある。

それに、高金利が適応される上限金額が決まっていたりもする。


が、このGXS BankのSaving Pocketsには、そのような条件は見当たらないのがすごい。

上限金額は決まっていて、75,000ドルまでだそうだ。

ただただ入れておくだけで年利3.48%。

しかもいつでも引き出し可能だ。


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配当は毎日入ってくるそうだ。

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75,000ドル入れておけば毎日7.15ドルもらえる。


これはなかなかの好条件ではなかろうか。

以前も書いたように、

シンガポールの預金保険機構は現状750,000ドルまで保証するシステムなので、

このポケットに75,000ドル入れておくことはリスクフリーであると言える。

(いまこの保証が100,000ドルに引き上げになる議論がなされている。)

リスクフリーで年間利息で2,655ドルもらえる。

日本行きのLCCフライトチケット家族4人分くらいにはなりそうだ。


口座開設は16歳から。

シンガポール在住、EPでもDPでもWPでもいいので居住ビザをもっていること。

これが口座開設の条件だそうだ。



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もうすぐシンガポールのナショナルデー。写真は6年前のもの。








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