新たに口座開設可能になった年利2.5%のデジタルバンク(150)
- K

- 2023年7月22日
- 読了時間: 2分
前回に引き続き。
以前、シンガポールで増えてきた新しいデジタルバンクについて書いた。
この中に書いていた、Mari Bank から連絡が来て、
口座開設していいよ、と言われたのでやってみた。

預金の年利2.5%をいただくのに必要な要件はない。
これは前回書いた GXS Bank と同様、なんの条件もなくロックもなく、年利がつく。
Deposit and earn 2.5% p.a. up to S$75k. とメッセージが来ていたので、
この年利がもらえるのは75,000ドルが上限のようだ。
以前も書いたように、
シンガポールの預金保険機構は現状750,000ドルまで保証するシステムなので、
Mari Bankに75,000ドル入れておくことはリスクフリーであると言える。
(いまこの保証が100,000ドルに引き上げになる議論がなされている。)
75,000ドル置いておくだけで年間1,875ドル(毎日配当なのでたぶんこれ以上)もらえるので、
数日の旅のホテル代くらいにはなるだろう。

Mari Bank は Sea Limited の銀行なので、
当然Sea Limitedが親会社になっている Shopee との親和性が高い。
Shopeeアカウントでの口座開設も可能だ。
前回書いたGXS Bankの年利3.48%のほうが断然魅力的だが、
75,000ドルずつ分散させておくという意味でいうと、
Trust Bank(条件を満たせば年利2%、NTUC Unionメンバーは年利2.5%、毎月もらえる。)
GXS Bank(条件なく年利3.48%、毎日もらえる。)
Mari Bank(条件なく年利2.5%、毎日もらえる。)
と、3つの新しいデジタルバンクに75,000ドルずつ預金して、
それぞれ年利をもらっておくのが良いだろう。
年利を無視して言えば、
Fair Price等NTUC系をよく利用する人はTrust Bankがお得だし、
GrabやSingtel Dashをよく利用する人はGXS Bankがお得だし、
Shopeeで売り買い利用する人はMari Bankが便利だろう。
Trust Bank、GXS Bankは外国人でも居住ビザを保有していれば口座開設可能だが、
Mari Bankは現状では外国人は永住権保持者しか口座開設できないようだ。


