20代で一度本気を出す方がいい理由(117)
- K

- 2022年12月12日
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昨晩、飲食ビジネスを実店舗とオンラインサブスクで展開する経営者と話をしていたとき。
むちゃくちゃ頑張った時期ってあるよね、っていう話で同意をした。
一回はガムシャラに、シャカリキに、もみくちゃに頑張る時期が、
絶対に必要だ。
そしてその時期は間違いなく社会に出てすぐのとき、多くの人にとって20代だ。
たまに、
仕事は定時で切り上げて、プライベートを充実させて、とか、
ふんわり優しげな文言もあるけど、
そんなものは全無視でOKだ。
何かで成功して、金も時間もある状態にでもなれば、
そんなことは嫌というほど充実するのだから。
何も成していない状態でプライベートなんて充実させて何になるのか、ということだ。
若さはそれだけでパワーであり才能であり価値そのものだ。
その若い時期に挑戦に全振りして他の何もかもを捨ててガムシャラしてみる。
それが1年なのか何年なのかわからない。
なぜなら質を上げるには圧倒的な量が必要だからだ。
曜日も忘れて量をこなし、
少しでも空いた時間ができたらインプットに使う。
そのくらいのガムシャラぶりだ。
でその、圧倒的な量をこなしたとき、
想像以上の自分に、
予想を超えた能力者になってる自分に、
びっくりするはずだ。
それは本当に、
ナメック星の最長老さまが潜在能力を引き出したときのクリリンのように、
気がつくとめちゃめちゃ能力が上がっているわけだ。
なんか人間の能力は一次関数的にまっすぐじわじわ伸びていくのではなく、
ある日突然急にどーんと伸びるらしい。
自分の限界を超える瞬間はそういうものらしい。
そして、その本気を出す時期が20代でなければならない理由は、めちゃ簡単だ。
20代で本気出さずに30代になった人は、何も成していない30代だ。
20代でも30代でも本気出さずに40代になった人は、もちろん何も成していない40代だ。
本気を出してこなかった人にいきなり本気出させてくれる環境を与える神のような企業や人は、
そもそも存在しないからだ。めったに。
全く同じ能力者で20歳と30歳の人がいた場合、
経営者はもちろん20歳をとるからだ。
伸びしろを考えたときの投資期待値の話だ。
そして本気を出した人が本気を出した人を集めて本気を出すプロジェクトが始まるので、
本気を出さなかった人とは接点がどんどんなくなっていく。
だから本気を出さなかった人は本気を出さなかった人同士で集まっていくことになる。
もうその2線が交わることは永遠になく、差は開いていくだけだ。
こんなはずじゃなかったのに、と思っちゃう30代、40代になっていく。
現にシンガポールの世帯収入のピークは40-44歳で、
45歳を超えると急激に下る。
40歳超えて何かを成していない場合、
これから何かを成しそうな20代に期待をかけたほうがいいと思うのは当然だろう。
会社の若返りのためにも積極的に20代を採用して人を入れ替えるほうが健全だ。
だから結論、
ガムシャラに頑張る時期が必ず1度は必要で、
その時期は20代で決まり。
などという話をしていた。
彼はまだ40歳になっていない、若い経営者だ。
彼も寝る間を惜しんでガムシャラに藻掻いた時期があったとのこと。
そしていまガムシャラに藻掻く20代の仲間を集めている。
挑戦し続ける人は実に痛快だ。



