人生は死ぬまでの暇つぶし(165)
- K
- 2024年4月15日
- 読了時間: 2分
人生は死ぬまでの暇つぶし。
哲学者ブレーズ・パスカルがそれっぽいことを書いたのがこの名言の始まりだそうだ。
昔は、「何言ってるかわからん」程度にしか思っていなかったが、
この歳になって仕事からも引退して、文字通り毎日が日曜日な状況になった今、
非常に沁みる言葉だ。
昔はとにかく時間がなかった。
もちろんお金もなかったが、
とにかく時間が欲しかった。
時間を潰すためにカネを払うなんてありえなかったその頃の自分が、
今の自分を見たらどう思うだろう。
驚くことにNetflixなど、いわゆる時間を潰すものにお金を払っているのだから。
暇が諸悪の根源である
といったのもパスカルだ。
深い。
わかる。
暇を有意義に過ごすには教養が必要だ
こういったのはバートランド・ラッセルだ。
これも実に深い。
学校のことを英語でSchoolというが、
このSchoolの語源はギリシャ語のskhole(スコレー)。
このskholeとは、「暇」という意味だ。
暇と学校・教養とは切っても切れない関係であり、
暇をうまく潰せない人(教養のない人)が、余計なことをして不幸になる、
もしくは周りの人を不幸にする。
実に的を得ている。
教養がある人は多くの趣味に長けていたりするものだ。
シンガポールに住んでいる関係上、
いわゆる、事業や投資に成功して、リタイヤしている人が周りにたくさんいる。
そういう人を見ていて思う。
成功者は暇の潰し方がうまいな、と。
というか、成功者が暇なのか。
暇なやつが全員成功者ではないのは明らかだが、
成功者が暇の使い方が上手いのは間違いないよね。
教養を身に着けて、新しい暇の潰し方を見つけようと思う。
どうせ人生は死ぬまでの暇つぶしなのだから。
