時には流されるのもいい(051)
- K

- 2020年1月9日
- 読了時間: 2分
オーストラリアのパースから1号線を北上していくルートは、
モンキーマイアまでの900kmくらいの道中、
いくつもの観光スポットがある。
見て廻る順番にもよると思うけど、
効率よく色々廻っても4日か5日くらいは欲しいなと思うはず。
その道中で、
Geraldtonという街のすぐ手前辺り、1号線沿いに、
変わった形状をした一本の木がある。

Leaning Treeという看板が出ていて、
道中立ち寄ってみるちょっとしたスポットになっている。
星回りを見てみても昔から「風」やら「木」に縁があるようで、
写真に凝ってた時期も後で振り返ってみるとやたらと木の写真が多かったり、
日本で神宮に参拝しても大きな木を見つけてボーッとしてたり。
なんせ、何がと言われてもわからないけど、木は落ち着くので好きなもののひとつ。
でこのLeaning Tree、写真じゃ哀愁出てないかもしれないが、
見た瞬間、大好きになる。
風の強いオーストラリア西海岸では風に倒されたような木はたくさんあったけど、
この木は倒されたというか、なんかいい感じの生き方してますよね。
看板には、吹き続ける強い南風で横たわるような形状になった、と書いてます。
強風に耐えて強く生き抜いてきた、というイメージを全く受けなくて、逆に、
なんか風に流されるまま生きるのもいいんじゃないか、というニュアンスを感じたので。
あー、それいいね、わかるわ。
という気持ちになる木。


