インターナショナルスクールはもちろん完璧ではない(108)
- K

- 2022年8月8日
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シンガポールに移住してきている日本人家族で、
お子様をどんな学校に通わせるのか、
となると、パターンは主に3つある。
日本人学校
シンガポールローカルスクール
インターナショナルスクール
日本人学校を選ぶのは駐在員のご家族に多い。
いずれ日本に帰ることがわかっているため、日本の教育を継続させることが必要だからだ。
ただ、逆に数年で帰るのだからせめてその間、日本人が少ない環境で、と考えるご家族もいる。
その場合、シンガポール人が通うローカルスクールか、インターナショナルスクールか、になる。
この2つを日本人が選ぶ上で重要な要素になってくるのは、
学費
語学力
だと思う。
まず学費でいうと、
ローカルスクールはMOEのサイトに掲載されていて、
こんな感じだ。
永住者であればセカンダリースクールで月に440-520ドル。
年間5,280-6,240ドル。
我が子も一時期通っていたが、どんどん値上がりしていていまやそこそこ高額な気がする。
永住権を持っていなければ倍かかるという感じ。
しかし、インターナショナルスクールの学費は比べ物にならない。
学校によって値幅はあるが、我が家が選んだインターナショナルスクールでいうと、
セカンダリースクールで年間33,000ドル程度。
もちろん、これ以外にも教科書や制服など諸々もあれば、別料金のプログラム等もある。
ここ数年で価格帯が安めに設定されたインターナショナルスクールが出来始めたものの、
依然、安めではない普通のインターナショナルスクールのほうが人気がある。
ちなみに、日本人学校はサイトに掲載されている通り、
こんな感じだ。
学費と施設費でセカンダリースクールで年間おおよそ10,000ドルという感じだろうか。
このように、学費の面では、インターナショナルスクールは飛び抜けて高額だ。
次に語学力でいうと、
一般的に日本人移住者はローカルスクールを選ぶ人は少ない。
理由は英語補修のESLはローカルスクールにはないからだ。
(インターナショナルスクールにはESLがあるところが多い。)
なので、小学校1年生から入るならまだしも、小学校の途中から入学となると、
英語についていけないということになりかねない。
しかも中国語の授業もある。
さらに、シンガポールのローカルスクールは学力自体が高い。
こういったことから、語学にプラス、学力が追いつかないので、ローカルスクールを選ぶ人が少ないのだ。
あとは、我が家が経験してわかったことは、
ローカルスクールは居住地で学校を選ぶことができない。
地元の小学校に通う、という感覚ではないのだ。
すでに小学校で優秀な学校というものがあり、人気校は定員オーバー。
選考では、まず国民が優先、その後永住者、そしてどちらでもない外国人、となる。
兄弟が通っていたり、親が卒業生だったりすると有利、あとはボランティア経験なども考慮される。
こういった点も、日本人がローカルスクールを選ばない、選べない、理由になっている。
まぁ、上記のように違いはあるものの、
日本人学校、ローカルスクール、インターナショナルスクール、
どれを選んでも、学力レベルは皆高い方だと思う。
国際バカロレア(IBDP)のシンガポールのスコアなどを見ても、数値からもわかることだ。

そこで自分の中で勘違いというか錯覚していたことがある。
それは、
インターナショナルスクールって完璧なんだろうな、
という錯覚だ。
学費は超高額。
学力も高い。
ということは、教育プログラムも先生たちも、一流の集まりなんだろうな、
という錯覚だ。
そういう気持ちを持っていたため、
疑うことすらしていなかったから、
いままで気が付かなかっただけだ。
とあるきっかけで、
非常に残念な気持ちになったことがあり、
その時にようやく理解した。
インターナショナルスクールにいる先生も、
ただ単に雇われているだけであり、
中にはやる気のないひどい先生ってのも混ざっててあたりまえだな、
と。
もちろんこれはインターナショナルスクールをディスるわけではないし、
素晴らしい教育理念を持って生徒に接してくれている先生はたくさんいて、
大変感謝している。
が、全員がそうじゃないな、と。
古臭い考え方で古臭い教育哲学でいい加減な授業をしている先生も存在していて、
学費が高額なインターナショナルスクールでもそういう先生が野放しにされていることって、
あるんだな、と。
もちろん、クレームすることも可能なわけだけど、
目をつけられるということを恐れてあまりクレームし続ける親は少ない。
目をつけられて生徒の成績に影響するのは怖いからだ。
そういう出来事があって気がつけて良かったと思っている。
インターナショナルスクールは、
決して完璧ではなく、
通わせておけば安心というものではない。
どこを目指すかによるが、あくまでも親のサポートは必須だなと、あらためて。
むしろ、高額な学費を払っているのだからこそ。



