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【COVID-19】シンガポールでワクチン打ってみた〈1回目〉(096)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2021年6月4日
  • 読了時間: 5分

シンガポールでは現在(2021年5月31日)、

人口の3分の2が7月上旬にはワクチンの1回目摂取が終わる見込みと発表されている。


建国記念日である8月9日までには希望者全員がワクチン摂取出来る、

とリー・シェンロン首相が話していた。


高齢者や医療従事者などから始まったワクチン接種は、

順調に進んでいて、

今は、60歳以上の人は予約もなしでいつでも接種可能だ。


もちろん60歳以上の高齢者でもワクチン接種をしていない人はまだ30%程度いるそうだが、

ワクチンで感染回避が100%ではないものの、

重症化をかなり避けられることが数値で示されたので、

今後60歳以上の未摂取の人も、ワクチン接種する人が増えるだろう。


先月からは、40歳-44歳のグループの摂取が始まっていて、

その次は12歳以上の生徒の摂取が始まった。

学生の摂取が優先されるということが発表されて、少し驚きはあったものの、

さすがシンガポールだなと思う。

日本人学校やインター校の生徒はまだ対象外だ。

まずはローカル校、ローカルインター校の学生からスタートとのこと。

現在シンガポールでは、ファイザー・バイオンテックかモデルナか選べるが、

12歳-17歳はファイザー・バイオンテック製が使用される。


そして6月下旬からは、39歳以下のワクチン接種も開始される。




ということで、

ここシンガポールで40-44歳のワクチン接種予約が先月開始された時点で、

さっそく予約をした

このサイトでRegisterしておくと、後日MOHからSMSが来て、

そこに書いてあるURLへ飛ぶと1回目2回目とも予約が出来る。


先に書いておくと、

自分自身としては、ワクチンといわれるもの全般、むしろも含めて、

体に入れたくないと思っているタイプの人間だ。


インフルエンザワクチンなどもからっきし信用していないし、

薬を使用するときはどうしてもいま症状を和らげないといけない場合しか使わない。

例えば、複雑骨折をして術後に恐ろしい痛みが来て耐えることが出来なかった時に痛み止めを飲んだ、

くらいしか、覚えていない。


このBlogの他記事で色々書いているように、

35歳で外食をやめ、40歳で飲酒をやめ、自分の身体に良いと思えるものを食べる、

ということに目覚めてしまったので、

そもそも風邪などひかない身体になってしまったという実体験があるからだ。


さらには、この10年以上、新興アジア諸国への度重なる出張にて、

さまざまな洗礼を受けてきた。

多少の菌やウイルスではびくともしない身体が出来上がっているのもあるだろう。


そんなこともあり、

私をよく知る友人などからは、

ワクチン接種を予約したことに対して、かなり驚かれたものだ。

「最後までワクチン接種しない人だと思ってた」

と。




確かに、複雑な思いはあった。

が、簡単に結果だけ言うと、

もうこの軟禁生活を早く終わらせてほしい、という気持ちが勝ったからだ。


行きたい時に行きたいところへ行く。

会いたい時に会いたい人に会う。

シンガポールに移住してきてから、

ずっとそんな風のような生き方をしてきた。


毎月、多い時は毎週、

違う国、違う都市にいて、

現地で違う人と違うことについて話していた。


そういうふうにして、プライベートもビジネスも広がってきて、

たいがいな凝り性で飽き性である自分にとって、その生活はとても気に入っていた。

飛行機に飽き飽きしていたのはあるが、

それでも風のようにふわふわーっと現れては去るような

そういう人生が気に入っていた。


だから、このCOVID-19には本当に嫌気が差している。

コロナ渦になってから一度もシンガポールから出国していない。

もちろんそれなりにシンガポール自体を探索し楽しんだ。

でももう終わりにしてほしい。

そんな思いが勝って、ワクチン接種の予約をした。

シンガポールが国民一眼となってこのコロナに打ち勝とう、としていることに、

自分も賛成しよう、と思ったのだ。


だから、ワクチンが効くとか効かないとか、身体に悪いとかそうでもないとか、

そもそもコロナ自体が怖いとか怖くないとか、

そういうことを考えるのを一旦やめた。




そして、

ついに1回目のワクチン接種に行ってきた。


選んだワクチンはファイザー・バイオンテック製。

理由はまわりの摂取完了者の意見を取り入れただけだ。


選んだ摂取場所は、

Hong Kah Vaccination Centre。

廃校がワクチン接種場所として活用されている。


自宅からはまぁまぁ遠い場所だ。

なぜ数ある摂取場所からここを選んだかというと、

一番はやい日程で予約可能な場所がここだったというだけだ。


驚いたのは、行き帰りのタクシーがほぼ無料になる、ということだ。

シンガポールでは配車サービスはGrabGojekがよく使われているが、

Gojekで行き先を記入すると、15ドル割引になった。

ワクチン接種センターの住所を入れると自動で15ドル引かれるようだ。

家から遠い場所だったので、金額としては16ドルちょい。

そこから15ドル引いて、1ドル程度で乗れた。

帰りも同じく。


現地についたら、入り口でアプリでチェックイン。

ID見せて通過。


次に受付場所でID見せて名前と電話番号聞かれて受付を済ませたら、

Vaccination Information Sheetなる冊子をもらって移動。


次に、ドクターのところへ移動してIDとか見せて名前とID番号答えて質疑応答。

最近どっか行ったか、とか、アレルギーは、とかだったと思う。

大したことは聞かれない。


その後、注射される場所へ移動。

ID見せて名前とID番号答えて、今日一回目だよねとか会話していざ注射。

どっちの手に打つ?とか、ヘアスタイルがナイスだね、とか言われながら、

注射がほんとに一瞬すぎ。

チクっとして1秒で完了だ。


そして、その後、30分待機する場所へ移動。

冊子に何時まで待機なのかの時間を記入されて、椅子に座ってただただ待つ。

なんの体調変化もなかったが、

何が辛いって、クーラーが無いので、暑い

扇風機が回ってるけど、なんせ暑い。

廃校じゃない施設を選んだ人はクーラーがある場合もあるだろう。


程なく30分が経ち、その場所の出口にいるスタッフさんのところでIDのバーコードをスキャンし、

2回目の予約日と場所がプリントアウトされ渡されて、終了。


30分の待機時間を含めても、

タクシー降りてから全部で40分かからなかったくらいのレベルだ。

なんともスムーズ、さすがだ。




さて、いわゆる副反応的なものはどうかというと、

経験者に聞いていたのと同じく、

1回目のワクチン接種では熱とか風邪っぽいとかはなく、

ただただ注射をした場所に鈍痛があるだけだ。


筋肉痛のような痛みで、それは一晩寝て起きたら余計にひどくなっていた。

力を入れるとズキンとくる。


というわけで、あっけなく、1回目のワクチン接種が完了した。

2回目のワクチン接種では、経験者談では、相当つらい副反応が出るとのこと。

もちろん、何も出なかった人もいるが、多くは高熱や身体の痛みが数日続いたそうだ。

1ヶ月半後に2回目だ。

またその報告も書く。



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もらった冊子の中身。









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自分にも40歳がやってきた。

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​​何かを始めるには良い歳だ。

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