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京都の木津にあった伝説の店「CAFE JUNK」(116)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2022年12月8日
  • 読了時間: 3分

京都の木津、田園風景の中、24号線。

当時は一世風靡していたと言ってもいい。

夜中にバイクや車がぞくぞくと集まってきて賑わう伝説のお店があった。

一軒家のような建物に、スプレーで壁一面にアート。

看板に煌々とライトがあたり「JUNK」の文字。


店内に入ればそこは日本ではない。

店の壁という壁にアメリカンなステッカー。

大音量でかかっているヒップホップ。

トイレにアメリカの地図と大量のマグネット。


なぜここに集結するのか不思議なほど美人ぞろいの店員さんで、愛想もいい。


実に不便な場所にあり、家も京都じゃなかったから全然近くないのに、

何かと通っていた店のひとつ。

いろいろな思い出が蘇ってくる、大好きだった店だ。


最初に行ったのは確かまだ高校生のときだったと思う。

当時、皆でライダースを着て集まって、

アメリカンなバイクが好きな友達の後ろにまたがって、

夜中に腹を満たしに行くのが定番だった。

並んでることも多く、外の椅子で待つか、寒いときはドアの中に入って待つ。

席についたら、とりあえず成年たちはZIMAを飲んで、未成年は水でも飲んで、

Korean ExcitingをJUNKサイズで頼む。

3人前はあろうかと思う量の飯を余裕で平らげる。

とにかく毎日常に腹が減っていた


ここのメニューもよくわからなくて好きだった。

「Big Mam」とか

「The Ko-Haku」とか

「CRAM DELREY」とか

よくわからん名前の横に、

「あのマルコムも大好きだった」とかそういうTipsが書かれていて、

なんかそれもいちいちポップな手書きでいい感じを出していた。


サイズは確か、SMALL・REGULAR・LARGE・JUNKから選べた記憶がある。

が、若者にとってはJUNKの一択。特特盛なサイズ。

女の子はREGULARという名の大盛りサイズを食べていた。


Korean Excitingは大量の白飯の上にもやしとフライドエッグ、

その上に味噌っぽい味のミンチ肉、色合いでネギという組み合わせで、

それを豪快に混ぜまくると、半熟の黄身がいい感じに絡んで、完璧なジャンクフードになる。

当時こんなうまいものはないと思って平らげてたけど、

いまなら半分も食べれないだろう。



それも

もう20年?25年?も前の話。




伝説の店「CAFE JUNK」は2007年に閉店、

その後、奈良の富雄で2013年に復活、しかし2015年2月に閉店。

そしてなんと今は、当時のスタッフ圭吾(K5)さんが、CAFE JUNKの魂を引き継いで、

JACKPOT DINER」というお店を2017年にオープンさせたそうだ。

きっと当時を懐かしがる40歳を超えたおっさんたちが、縮んだ胃袋で挑んでいるはずだ。


自分の青春時代の思い出の店、CAFE JUNKに、

いつか息子たちを連れていきたいと思っていたが、

店が潰れて諦めていた。

昨晩、なぜかわからないが急に気になって検索したら、「JACKPOT DINER」さんが引っかかった。

大盛りの店ではなくなっているとのことだけど、Instagramの写真を見ると当時の思い出が蘇ってくる。

日本に旅行する際にぜひ行ってみたいと思った次第だ。


毎日腹が減っている息子たちを連れて。



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National Stadium近くのBrewerkz、夕日。




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自分にも40歳がやってきた。

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​​何かを始めるには良い歳だ。

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