top of page

大人の楽しさを感じられる世界(125)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2023年2月11日
  • 読了時間: 2分

自分が幼少期少年期の頃に、

父親の友達に会う機会はまずなかった。


父親に友達がいなかったのかというとそうではない。

家が田舎すぎただけだろう。


父親が友達と呑みに行ったりするのは、

会社の近所であって家からは遠く離れていた。

もちろん友達がわざわざど田舎まで家に呑みに来るなんてありえなかったはず。


そんなわけで自分としては、

大人が楽しくやってるイメージが非常に描きにくかった。


友達とワイワイするわけでもなく、

毎朝早くに家を出て、

毎晩遅くに帰ってくる。

そんな父親を見て育ったので、

大人ってまぁまぁ辛いんじゃないか、とよく考えていたものだ。


大人の良いところは? と聞かれれば、

自由になるお金はあるから好きなものを買えるのはいいなぁ、

程度のものだった。




時を経て、

いま、自分が父親になり、

当たり前だが、

時代も違うし、場所も違う。

狭い国に住んでいて、周りとの距離感が近いのは大きな要因かもしれない。


だからふと自分の子供を見て、

自分の幼少期や少年期のそれと違いすぎて、

なんだか不思議な気持ちになることがよくある。


例えば自分が友達と呑みに行く、飯を食いに行く、という場面もそうだ。

自分の友達と自分の子供、ここの仲が良かったりする。

この関係は我が家にとって日常だが、ふと不思議な感じになることがある。


こっちにいる友達はもちろんだけど、

たまに日本から友達が旅行に来たりする時も、

「○○(友達の名前)と飯行くけど、くる?」と聞けば、

「おー、行く行く!」と子供。


で、現場でも、

「おー、○○!」

とか呼んでハイタッチしてたりハグしてたりする子供。


年齢の違う仲間、

くらいに捉えているのがなんか面白い。

自分が子供の頃にはあり得なかったことだから。


こういった時間を過ごすことで、

「大人もなかなか楽しいよ」

ってことが伝わってくれていれば嬉しいなぁ、と思う。


ree
屋上テラスからプーケットの夕焼け。



2AC9FD50-42E1-4BEB-9373-8A74B9076748.JPE

自分にも40歳がやってきた。

We don’t stop playing because we grow old;

we grow old because we stop playing.

​​何かを始めるには良い歳だ。

© 2019 Time to move on. - 40歳がやってきた

bottom of page