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ほどほどに手を抜く方がいい(153)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2023年8月16日
  • 読了時間: 3分

なにについてかというと、

健康についてだ。


最近、20年近くの付き合いになる友人から、

健康についてのアドバイスを求められた。

  • どういう食生活なのか

  • どういうサプリが良いのか

  • 有酸素や筋トレはどんな感じなのか

などなどだ。


毎日毎食外食、毎日必ず大量飲酒、という生活を20代からずっと続けて生きたのに、

35歳で外食をやめ

40歳で飲酒をやめ

どんどん健康オタクになっていった自分を知っている友人たちから、

こういった質問を受けることは非常に多い。


様々な食生活とその効能、

様々なサプリとそのブランド、

様々な運動とその効果、

読んで勉強してきたことを自分の身体でストイックに実験してきた。

正反対の主張を読んではそれも一旦全部飲み込んで実践する。

そういうことを繰り返して、

一つの主張に囚われることなく、

色々な側面からの理解を深め、自分なりの主張が出来るまでにはなったと思う。

一人前の健康オタクだと自負している。



そんな一人前の健康オタクから友人に対するアドバイスは、

ほどほどに手を抜く

だ。




競技に出る場合とかはさておき、

  • 健康的な身体になりたい

  • 長生きがしたい

みたいな場合は間違いない。

ほどほどに手を抜いた自分なりのスタイルを見つけた方がいい。



ストイックに追い求めていろんな健康的生活を試した。

”ストイック”をはき違えるタイプなので、

やると決めたら妥協なくやってきた。

とにかく死ぬのが怖いし、

病気になるのも嫌だ。

健康で長生きしたい。

そのためには、食事はこうして、サプリはこうして、運動はこうして、

あれは食べない、これは飲まない、

寝る時間がこうだからその何時間前にこうで、

朝は何時に起床したら、次は、、、


なんでもストイックにしすぎると、

毎日が我慢の連続だ。

何のために健康で長生きしたいのかというと、

一日でも長く楽しい毎日を過ごしたいからだ。

そのために毎日、楽しさを我慢するだけになっていく。

文字通り本末転倒だ。

これだけ我慢をして毎日を過ごして、一体何のために生きているのか。

我に返るのに少々時間がかかったが、

そうして自分なりに最適化したスタイルが出来上がり、

一人前の健康オタクになれた。



自分の祖母は健康で長生きだ。

100歳を超えている。

でも何か健康に気を使って生きてきたのかといえば、

全く思い当たらない。

いまだにビールも飲むし日本酒も飲む。

ピザ宅配頼んで食べてたりするし、なんでもありだ。


長寿の人が、秘訣を、

  • 葉巻を吸うこと

  • 週に900gのチョコレートを食べること

  • コーラを飲むこと

  • ベーコンを毎朝食べること

  • ウイスキーを毎日1杯飲むこと

などと回答している話は有名だ。

彼らが長寿遺伝子的に優位であるという事実は仕方がないとしても、

適度な(あくまで適度な)毒が逆に生命を強くする可能性まである。

毎日毎日を健康に気を使うだけで消化するなんて。

それよりも人生を、人よりも長く生きたその人生を、

毎日楽しく過ごすことのほうが大切だ。



ゆえに、

今の自分は、

平日は何かと制限をかけているが、

週末は特に制限をかけていない。

週末誘われれば外食にも行くし、フライドポテトも食べる。

飲もうと言われればお酒も付き合う。

こうすることで、

普段何かを食べなくても飲まなくても、それがほしいと思わないし、ノンストレス

全く太らなくなったし血液検査の数値も正常極まりない。


もちろん時間があって可能なのであれば、

一度ひたすら本気で勉強してオタクを目指すとこまで行ってほしい。

わかっていて「手を抜く」のと、

わかってないのに「手を抜く」のは、

大いに違いがあるからだ。


でもそんなことにかける時間なんてなくても大丈夫。

そのために一人前の健康オタクがいるのだから。

まわりにいる一人前の健康オタクをフル活用してほしい。

オタクは総じて聞かれるのが好き教えるのも好きだからだ。



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Amoy Streetにある牡蠣吸い放題のお店。


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自分にも40歳がやってきた。

We don’t stop playing because we grow old;

we grow old because we stop playing.

​​何かを始めるには良い歳だ。

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