家族旅行は無理してでも行け(167)
- K

- 2024年5月30日
- 読了時間: 3分
誰かのXのつぶやきでこのようなものを見た。
「家族旅行は行けるうちに行っとけ。お金をかき集めてでも行っとけ。」と。
完全に同意だ。
この場合の、「行けるうち」とは、
子供の自由な時間がたっぷりあり、親と一緒に旅行してくれるくらいの年齢であるうち、
ということだ。
これは経験上、割と一瞬で終わっていく。
0歳から2歳くらいまでは、長期の旅行はなかなか難しいだろう。
(うちは0歳から家族旅行していたが。)
そして中学生にもなると、テスト勉強やら高校受験やら部活やらで何かと忙しくなる。
そう考えると、実際に長期の家族旅行に行ける時間は約10年程度だろう。
たった10年だ。
お金に余裕ができてから、とか悠長なことを行ってると、10年が過ぎてしまう。
お金に余裕ができる頃には、子供に時間がない。
だからお金をかき集めてでも今行っとけ、と。
うちはとにかく、
家族であちこち旅行した。
1週間程度の短めのスクールホリデー期間ですら、
近場の東南アジアに旅行したりした。
長男と次男が別々の学校に行っていた時期などは、
ホリデーの時期がズレた。
そんなときは、
父と子、2人だけの冒険旅行もした。
長男と2人でミャンマーの友人に案内してもらいながらミャンマーの地方をぐるっと回ってみたり、
次男と2人でラオスで象使いの免許を取りに行ってみたり。
なんせ2人きりなもんで、
ご飯のときとか寝るときとか、
それはそれはゆっくり話ができて、
自分にも子供にも強烈に印象に残っている。
人生のTips的なことや、人生で大切にすべきことなども、毎晩話した。
それは子供たちのノートにまとめてあったりする。
こういう時間は、家でも取れるが、
でも、2人旅行に来た宿で、こっそりと、
「お前たちだけに教える話」として話すことで、
頭への残り方が全然違ったりする。
このようにして、毎年2回、多いときはもっと、
家族で旅行をしてきたので、子供にしてはかなりの国、かなりの都市に訪問していると思う。
もちろん、子どもといえどフライト代は立派に高いし、
宿代も立派にかかる。
一回の旅行は決して安くない。
しかも行ったからにはケチケチせずに美味しいものをたくさん食べるし、
いろいろな経験もできる限りする。
長いときは1ヶ月近く滞在したりするので、もう軽くその都市に住んでみた、みたいなノリだ。
本当に馬鹿にならない金額だ。
でも、
だけど、
振り返ってみると、全て、
かかったお金以上の、価値があったと、
胸張って言えるほど、いい思い出だ。
もちろん、あまりに幼かった頃の旅の記憶は、
子供に聞くと「覚えてない」とさみしい答えが返ってくるが。
でも、写真を見せたりしてると断片的には覚えているし、
小学生中頃くらいからの記憶はかなりしっかりとあるようだ。
そのおかげかどうかはわからないが、
いまでも親子仲が良いし、
思春期って何?反抗期って何?ってくらい、
無視されたりすることはまったくない。
そしてまた今年も長い夏休みがやってくる。
今年も長期で旅に出る。
大事なテストが休み明けにあったりするらしいが、
子供は楽しみにしてるし、行きたいといってくれる。
もう約15年、旅を続けていることになるが、
まだ一緒に行ってくれることに、喜びを隠しきれない。
行けるうちは、まだ続けたい。
そう。
お金をかき集めてでも、行っとけ。



