近年、雨季が終わらない気がするシンガポール(027)
- K

- 2019年6月7日
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2010年頃、シンガポールに移住したときは、
雨季と乾季という2つの季節があると言われていたシンガポール。
おおよそ10月終わり頃から雨季が始まり、旧正月が開ける2月頃には雨季が終わる。
これが大体そのとおりだった記憶があるのですが。
ここ数年間、どうも雨季と乾季がはっきりしないというか、
乾季なのに雨が1日中降り続くことが多かったりする。
シンガポール人は傘を持たない。
止むまで待つんだ、などとその昔は言われていたけど、
この止まない雨はどうしたものかと思う。
これはサイクリストには非常に悩ましい問題でして、
朝起きて雨の音が聞こえたときには、もうがっくりです。
「明日は朝から80kmほど走ろう」
などと前日の晩に決めて、
ウキウキしながら、タイヤの空気圧調整して、
チェーンにオイル差して、準備万端にして就寝。
で、朝から雨。
このときの凹みといえばもう。
やる気でほてりきったこの感情をどこにぶつければいいのか。
逆に走り始めてからの雨。
短い距離の予定であれば、おおよそ予測して雨の時間を避けれるものですが。
「今日は80kmほど攻めよう」
などと早朝から張り切って、
鼻歌交じりに走り始めて、チャンギ空港横の超直線コースに差し掛かかり、
さぁ本気だすぞ、と。
途端に、豪雨。
このときの悔しさといえば。。。
濡れ鼠で靴の中まで水が溜まっている状態で、
キコキコと力なく漕いで、タクシーを呼べる場所まで。
そして濡れ鼠すぎて運転手さんに少し嫌な顔でもされて。
普通のGrab呼んで、
「こんなずぶ濡れが乗ってきたら嫌だろうな」
という思いから、9人乗りを指定したら、
20人乗りくらいのバスが来ちゃったりして、
自転車と自分の貸切状態で家路につくという経験も1度や2度ではない。
宇宙気象変動によって、
2020年から2050年にかけて「プチ氷河期」が到来する、
という予測もよく聞く昨今。
シンガポールも徐々にその四季ではない二季が、
崩れ始めているのかもしれませんね。
ちなみにシンガポールでは、
地震はないとされているので警戒されていませんが、
雷はかなり警戒されています。
これがかなり暴力的でして、
雷の日に空が見渡せる高い場所から観察していると、
空に光の龍が駆け巡るかのような光景が見れます。
このように。


