乳酸菌摂取を始めたこと(008)
- K

- 2019年3月19日
- 読了時間: 4分
「お酒」をやめたこと(001)にも書いたように、
数年前の時点でぼくの腸内には、
ビフィズス菌が平均の10分の1しかいない上に、乳酸菌が一匹もいない、という状態でした。
腸内の戦局にてヒーロー軍が現れないという状況で、様々な弊害があったわけです。


腸内は大きく言うと善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3勢力があって、
日和見菌は寝返る武将でして、善玉菌が弱ってっくると悪玉菌に加勢する厄介な勢力。
そして、悪玉菌の勢力拡大に力を貸してしまう生活習慣代表が、アルコール。
お酒を飲むことで悪玉菌が増え、日和見菌が寝返り、善玉菌は窮地に陥る、
こういう戦局です。
お酒の他に悪玉菌に加勢してしまう生活習慣は、
・お砂糖
・野菜不足
・寝不足
・ストレス
・タバコ
などがよく挙げられます。
タバコは一回も吸ったことないので良いとして。
35歳で外食をやめたときに、お酒以外のお砂糖はやめた話はまたいずれ書きますが、
残念なことにお酒は泡ばかり飲んでいたので、
お砂糖をやめても糖分はかなりの量を毎日摂っていました。
野菜不足は35歳から解消したはずですが、
お酒のおかげで万年寝不足状態。

これはもう自ら悪玉菌に加勢しまくりの毎日。
そして日和見菌が寝返り、善玉菌はボコボコにされているという状況。
振り返ってみれば、汚い話ですが基本的に下痢です。
もしくはたまに便秘。
普通の便が出たなんて、もう思い出せないほど昔のこと。
お酒をやめたらこの長年の戦局に新しい風を吹かせてやろうと決めていたのです。
そして、40歳の誕生日を迎え、無事お酒をやめ、
満を持しての菌活スタート
お酒をやめる前の事前準備
・品川の某病院にて腸内フローラの検査(検便)
・ついでに遺伝子検査も
・血液検査
・乳酸菌マッチング検査
これらをしておくことで、
自分の腸内に何が足りていない状態か把握でき、
さらに自分にはどの種類の乳酸菌が合っているのかがわかります。
ぼくの場合はLactobacillus paracasei(ラクトバチルス・パラカゼイ)。
お酒をやめた後
・毎朝毎晩、自分に合ったラクトバチルス・パラカゼイのカプセルを摂取
・基本空腹状態を狙うので乳酸菌を摂取する前後1時間から2時間は何も食べない
・お酒、辛いものを避ける
1週間ほど継続したら、なんということでしょうーー
下痢がまず全く無くなったのです。
絵に描いたような快便。
とぐろを巻くほどのモノが出るのに、
ティッシュが要らないくらい何もつかない
快便の人ってこんなに楽してたの?と思うほど。
確かに、犬や猫を飼っていて犬や猫が大便をしたあとティッシュで拭くなどないわけで、
大便後にお尻に何もつかないというのは本来人間のあるべき姿のような気も。
病院でもらったラクトバチルス・パラカゼイのカプセルは半年で飲み切る量。
まだ途中ですが、体の変化は自分でも怖くなるほどでした。
何が直接乳酸菌摂取と関連しているのかはわかりかねますが、
・毎日快便、ティッシュ要らず
・食っても食っても太る気配がない
・免疫力アップ
・アレルギー症状改善(花粉症等も)
このあたりが関与していると思わざるを得ません。
お酒をやめてから、激的に体脂肪率が落ちた話はまたいずれ書くとして、
とにかく太らない。
これは断酒だけが原因ではなく、腸内フローラが関係していると思っています。
なぜならお酒で摂っていたカロリー分は、食事できっちり、むしろそれ以上に摂っているので。
もちろんお酒のときのような血糖値の急上昇が少ないのもあるかもしれません。
普段摂る糖質は酵素発芽玄米のみなので。
でも、出張時にお付き合いで朝からブッフェでたっぷり糖質、
昼に盛り盛りの海鮮丼でたっぷり糖質、
夜にお付き合いでコース料理で満腹からの、デザートで普段摂らない砂糖までたっぷり、
という日が数日、数週間続いたとしても、
体重も体脂肪率も筋肉量も内臓脂肪も何もかも数値が大して変わらないんです。
菌活前は、こんな生活すると1週間で5キロとか増えてたんです。
いつものことだったので、それが普通だと思ってて、
出張から帰って増えた分を落とすために多めに運動する、
でもなかなか戻らない、ということを繰り返してきました。
増えた体重って落とすの大変だなぁ、というのが30代後半から痛感していたのですが、
腸内フローラが正常な人ってこんなに楽してたの?と思うほど。
というわけで、
ぼくにとってはメリットしかなかった菌活。
乳酸菌は定着しない、というのが最近の定説ですので、
病院でもらったパラカゼイのカプセルを飲みきった後も、
良質なパラカゼイ入りの乳酸菌サプリを個人的に取り入れるつもり。
ちゃんと冷蔵の状態で届く信頼できるメーカーの。


