top of page

ついに鼻洗浄「ハナクリーン」を使ってみた(080)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2020年10月7日
  • 読了時間: 5分


今思い返せば、

あれは新型コロナウイルス(COVID-19)の仕業だったのかもしれない。



世間がまだ騒ぎ出す前の、2020年1月のこと。


ちょうど所要で東南アジアの某国へ出向いていて、

なんかフワッと体調に異変を感じたことがあった。




35歳(正確には34歳後半)からクリーンな食生活を送っている自分としては、

正直35歳から風邪をひいた記憶がない。


ここ5-6年の間で、なんか体調が悪い感じだなと思ったことが1-2回あったかも程度で、

次の日に引っ張ることがなく、その日早く寝るとだいたい翌日には全快だ。




免疫も高めだし、

回復力も高めだと、自負している。



そんな自分が、2020年1月、出張先のホテルで悪寒を覚えたのだから一大事だ。

普通に風邪をひくタイプの人からすると見逃すかもしれない程度の悪寒だ。


なんか強めのウイルス的なものが入ったのかと思い、

その日は早く寝た。


翌日の全快を信じて。




ところが翌日、少し悪化している感があってますます驚いた。

悪寒はそのままだし、なんか表現できない初めての症状なのだけど、

呼吸が辛い


呼吸なんていままで意識して生きていていないけど、

呼吸ってこんなにしんどかったっけ?

という感じだった。



そこから悪寒は3日程度で回復し、

身体のだるさもなくなったので、

きっとウイルスは駆逐したんだろうと思っていた。


ただ、不思議なことに、呼吸の辛さが一向に治らない


ほんと表現が難しいがなんか違和感が残ったままだった。

息を吸うのに力が必要というか、

ちゃんと酸素を取り入れできていない気がするというか。





その違和感にも人間慣れてしまうもので、

体も元気そのものなので、普段は忘れているのだが、

ふとした瞬間に毎回思い出してしまう。



それが、ロードバイクに乗るときだ。




少しロードバイクで走っただけですぐ呼吸があがるのだ。




これは実は9月を終えた今でも続いていて、

非常に不愉快な現象だ。




世間でちょろちょろ噂される、コロナの後遺症とはこのことか、

などという思いがその都度頭をよぎる。


これは実際不安極まりないものでして、

9ヶ月間治らない症状ということは、

このまま放置しても改善されることはほぼ期待できない。




で、実はやってみようかな、やってみようかな、と何度も思ってはやってみなかったものがある。


それが鼻洗浄だ。


この呼吸のしにくさは、明らかに鼻の奥の違和感だ。

それを綺麗サッパリ洗ってしまえるとしたら、もしかしたら完全復活する可能性もあるんじゃないか。


いや、でも、二の足を踏んでいたのは、

鼻から水を吸うという恐怖だ。


スイマーだからこそ、その恐怖は知っている。


しかも吸うのに使う洗浄水は塩水だという話。怖い。

泳げる自分を過信して高波に向かっていき、

見事に波に揉まれて鼻から海水を思い切り吸い込んだ小学生の夏を思い出す。




何かを得るということは何かに耐える必要がある。

そういうときに必ず自分に問うことにしている。



「それに耐えてでも得たいものがあるか?」



ある。

普通の呼吸を得たい。


でも得れるかどうかはわからない。

塩水を鼻から吸ったとしても得れないかもしれない。


「コロナかもしれないやつの後遺症かもしれない症状が改善するかもしれない」話は、

鼻洗浄の説明書きのどこにも書いていないからだ。




得たい気持ちと塩水への怯え。

ずいぶん長いこと葛藤したけども、

そろそろ試さなければ。




9ヶ月間モヤモヤしたのち、

ついに猛烈に鼻洗浄についてググっていた。

そしてクリックからしばらくがすぎてついに。


ree


温度計までついているちょっとデラックスなタイプ、「ハナクリーンα」を手に入れた。

もっと簡易なタイプもあったのだが、安心感でこちらを選んでしまった。


Cの線まで水を入れ、

Hの線まで熱湯を足せば、

ちょうど40度の適温になるという便利設計だ。


300mlのお湯に付属のハナクリーン専用洗浄剤(成分はほぼ食塩)をよく溶かす。




左手人差し指と中指で取っ手を引っ掛け、左手親指でポンプ押す構え。


右手はノズルの輪っかを持ち、先っぽを鼻の穴にあてがう。




これでポンプを押して鼻の中へ洗浄液を送り込み、

その間「エーーーー」という声を出し続けることで、

鼻の奥が洗浄できると書いてある。




言いつけどおりに、「エーーー」と情けない声を出し、

恐る恐る親指でポンプを押すと、

思ってたのと全然違った。




強めのウォシュレットを想像してたけど、

めちゃくちゃ優しい流水。


難なく、反対の鼻の穴や「エーーー」の口から、

洗浄液が流れ出てくる不思議。




痛さも皆無。




こんな簡単なことだったのか。

すごいよ「ハナクリーンα」。




使用後、何度か鼻をかみ、

水分を出すも、

横になると鼻から「ツツーーーーっ」と水が出てくること何度かを経て、

なんとも爽快に呼吸ができるようになった。




感じていた違和感が消えた。

9ヶ月間も感じていた違和感が消えた。




生ぬるいシンガポールの気温の中に、

エアコンのキーンと冷えた空気が鼻の中へ入ってくる。


それを鼻の奥で感じれた次第だ。



9ヶ月間忘れていた鼻の奥に空気が入ってくる感覚を取り戻した。





それはそれは心が軽くなったわけだけど、

残念ながらその効果は長くは続かず、

実際数時間立つともとに戻ってしまった。



でも、1日3回くらい洗浄すれば一日中快適、

それに続ければ、徐々に持続時間が長くなってくれるかもしれない。


という期待で、しばらく使い続けてみようと思う。





で、もうひとつ驚きの変化があった。

洗浄してからロードバイクで走ってみた。


なんと呼吸が全くあがらない。


息が切れない。


もとに戻れた感動。




やはり、呼吸がうまく出来ていなかった、もしくは酸素をうまく取り入れ出来てなかった、

ということなのだろう。




一時的な解決なのかなんなのか、

なんにせよ、確実に効いているので、めちゃくちゃ嬉しかったということ。



ree

もし同じ不安をお持ちの人がいたら、是非とも試してみてほしい。

是非とも。





2AC9FD50-42E1-4BEB-9373-8A74B9076748.JPE

自分にも40歳がやってきた。

We don’t stop playing because we grow old;

we grow old because we stop playing.

​​何かを始めるには良い歳だ。

© 2019 Time to move on. - 40歳がやってきた

bottom of page