ChatGPTなどAIの想定外の進化スピードにワクワクする(124)
- K

- 2023年2月4日
- 読了時間: 4分
ここ最近、毎日のようにOpenAIに関する記事を見かけるようになった。
さまざまな質問に答えてくれるし、論文を恐るべきスピードで書き上げちゃうし、
コーディングまで出来る能力を持つAI「ChatGPT」。
この人工知能を開発したのがOpenAIだ。
このOpenAIに、マイクロソフトなどが100億ドルの巨額投資を行うことが発表された。
マイクロソフトはすでに2019年に10億ドルを投資していて、
この人工知能をOfficeなど自社プロダクトに活用していたりする。
ChatGPTは最近になっていろいろな活用方法がYoutubeに上がっていたり、
ブログ記事になっていたりする。
実際使ってみると、本当に驚きを隠せない。
エクセルでVBAを弄くりたいなと思って、このChatGPTにデータを貼り付けて質問すれば、
コードを代わりに書いてくれるし、
これが機械的に返事してるだけじゃないなと思うのは、
そのまま引き続き質問をしていくと、前の会話の内容を考慮した上で回答してくれる点だ。
いろんな企業のHPにいるBotのチャットとは大違いだ。
例えば何かのテーマでブログでも書こうかと思って、
自分でデータを少し調べたりしていると、
正直一つの記事を書くのに1時間以上かかったりするわけだが、
そんなときもChatGPTに聞いちゃえば大丈夫。
30秒もしないうちに、ブログに書きたいデータを見事な形で完成させてくれる。
論文なんかも数時間で完成させてしまうとなると、
もう正直、論文一つ読み込んでいる時間より次の論文が出来上がる時間の方が速い。
そうなってくると論文すら読んでいる意味があるのか、ということになってきてしまう。
で、このAIの進化に関して、想定外のことが起きているらしい。
以前、「20代で一度本気を出す方がいい理由(117)」として書いたが、
質を上げるのには圧倒的な量が必要だと思っている。
なんとこれが、
人間だけじゃなく、人工知能にも当てはまったらしい。
数年前までAIの精度は予想通りというか、研究の進化とともに上がってた。
要は、データ量を倍にすれば、精度がそれに呼応するように少しずつ上っていく。
ところがここ数年、研究者すら想定していなかった自体が起きちゃったと。
量を増やしていったところ、ある点を境に、
横ばいだった質が急上昇したらしいのだ。
グラフが直角に上がるくらいに。
まさに量が質を変える相転移。
去年この急激な人工知能の質の進化が確認されたことにより、
今後、文字通り加速度的なスピードで、驚異的なスピードで進化が期待されるようになった。
なぜなら作った本人ですらこの現象がなぜ起こってるか説明できないということだからだ。
10年ほど前にシンギュラリティという言葉を初めて知った。
シンギュラリティ(技術的特異点)は、
現時点で予測されているスピードでAIが進化を続けたとすると、
人工知能の性能が人類の知能を上回ると思われる瞬間のことだ。
これが起きるとされている年は2045年説が濃い。
シンギュラリティを超えた場合、人工知能が人工知能のさらなるレベルアップをし、
それで賢くなった人工知能がさらに自分でレベルアップを繰り返すので、
人類が予想出来ないスピードで、予想出来ない高度な技術による知性が誕生することになる。
本を読み映画を観て、
2045年に起こりうるとされているシンギュラリティを待ち焦がれて、
なんとしてでもそれまで健康で居続けようと思った次第だ。
エネルギーは完全に無料の世界が来るかもしれない。
そうなると原材料が無料の世界になるかもしれない。
であれば、衣食住はすべて無料ということになっちゃうかもしれない。
あらゆる病気なんてこの世から消えてなくなっているかもしれない。
なんてことを考えていると、もうワクワクしてとても死んでいられない。
そんな面白そうな時代を、この目で見て見て見まくらんと。
その頃には自分も60代後半か、と少し残念に思っていたものだが、
ここに来て希望に満ち溢れてきている。
そりゃそうだろう。
作った本人ですら予測できなかったことが起きているのだから。
2045年だと想定していた未来は、
想像よりも遥かに早く訪れる可能性が高くなっている。
2025年にはなんらかの兆候が現れるかも、という人まで現れてるくらいだから、
その予想より遅れたとしても50代になるまえにシンギュラリティを迎える可能性があるわけだ。
楽しみすぎて、
ワクワクしすぎて、
早く時が経ってほしいとすら思う。



