お酒をやめて1年が経ったら身体に激的な変化が起きてる(045)
- K

- 2019年10月20日
- 読了時間: 5分
お酒をやめて1年が過ぎた。
ということは41歳になっている。
1年が経って身体にどんな変化が現れたのか、
自分のためにも記録しておこうと思う。
20代の頃は一瞬で出来ていたことが、
この歳になってくると、なかなか出来ないもの。
痩せる、筋肉をつける、記憶する、
こういったことは、簡単にできなくなるものの代表格と言える。
20代の頃なんて、
しばらく食べなきゃすぐ痩せたし、ちょっと筋トレすればすぐムキムキしたし、
本なんて流し読みでも余裕。
それが40代に近づくに連れ、
ついた脂肪を落とすのにやけに時間がかかるようになるし、
腰回りの贅肉とかしつこく残るし、
筋トレしても思ったほどムキムキしなくなるし、
本なんか2回読んでようやく。
そんなこともあり、
39歳のラスト数ヶ月などは、人生初めての70キロ台に突入して、
73キロを記録していた。
決して筋肉の重みではなく、脂肪で身体が重いと、自分で感じるほど。
そんな39歳から、
40歳になりお酒を辞めたことで、
まず恐ろしいほどに急激な変化が出たのが体脂肪。
もうびっくりするくらいの急降下。
決して食べなかったわけではなく、
お酒を飲まない分、むしろ食事は増えていたにもかかわらず。
原因は、
・大量に飲んでいたお酒からのカロリーがなくなった、
のどれかなのか、全てなのか、もはやわからない。
3ヶ月経つか経たないかで、57キロ台に突入してしまい、体脂肪は7%、
急激な変化について来てない皮が少し垂れる事態。
友人には病気を疑われる状態で、
確かに自分でもさすがにやばいと思って、
摂取カロリーを更に増やして毎食記録することに。
記録し始めてからしばらくは増えなかった体重も、
2-3ヶ月ハイカロリーな生活を続けているとようやく順調に増え始め、
それ以降はずっと62-64キロの間、体脂肪11-13%に収まっています。
あれほど落ちないと思っていた贅肉は、いとも簡単に落ち、
かなりの量を食べても体脂肪がつかない状態になったことは、
お酒をやめて感じた一番の身体の変化です。
もうひとつの変化は、
お酒を飲みたいという気持ちがまるで湧かないこと。
あれだけ毎日朝から晩までお酒を飲み、
自分でもアル中かもしれないと思っていたのに。
1年経ってみると、
「あー、今日は久しぶりにどうしても飲みたいなー」
という気持ちすらない。
決してお酒が嫌いになったとかではないのに。
まるでお酒が飲めない人のように、
お酒がないのがなんのストレスにもならないし、
普通になってしまった。
もちろん、旧友と久しぶりの再会、
というシチュエーションで、
この1年で数回は飲む機会があった。
けど、普段飲んでないので、
もうお酒が弱くなりすぎてて、
正直ワイン2杯もいけば、ふら~っと回ってくる。
そして飲んだ日の身体はものすごく正直に反応していて、
ベッドで浅い眠りから冷めてしまったときの鼓動がやばい。
かなりの心拍数になっていて、普段心拍数の低いぼくとしては、
2倍以上のスピードで鼓動しているんじゃないかと思う。
自ら飲みたいという気持ちがなくなったことと、
大量に飲めない身体になったこと。
これは激的な変化だったと思う。
もちろん、飲み会の場は変わらず大好きなので、
飲んでいるときの楽しさは変わらない。
他に小さな変化でいうと、
便が2回でる。
規則正しく時間通りに1日2回。
それも大きめのバナナクラスのもの。
これは地味に嬉しい変化でして、
いままで40年間も生きてきて、
思い通りに行かないもの代表といってもいいものが、大便。
突然行きたくなるし、予測不可能だし、
自分の身体であるにもかかわらず実に不便だなと思い続けてきたけど、
お酒やめて1年経てば、びっくり。
起きて水を飲んだあと、というコントロールしやすいタイミングで、
必ず1回目が出る。
形状も非常に扱いやすいもので、
尻を拭かなくてもいいんじゃないか、とさえ思えるほど、
キレが良い。
あんなに水っぽい便だった昔をもう思い出したくもない。
よくわからない変化でいうと、
舌の色がものすごくピンクになった。
歯を磨くときに舌も磨くと思うけど、
ある日、なんか鮮度のいい感じな色に気がついた。
特にメリットはない。
あと小さな変化で、
小さすぎて誰も気づかないことでいうと、
なぜか身長が1センチ伸びた。
原因も理由も何もわからないし、特にメリットもない。
そういえば、
お酒を飲んでいない場合の眠り方がわからなくて、
悩んでいたけど、それも1年経てば、すぐに眠れるようになった。
以前はほぼ毎日どうやって寝たのか記憶がない日常だったけど、
いまでは昨晩どうやって寝たのか、何時に寝たのか、完璧に覚えている。
しらふで目を瞑っただけでどうやって寝るんだ、と、
毎晩苦しんだ40歳初期が懐かしい。
いまではメラトニンを飲まなくても、寝たい時間に眠れる技術が身についた。
あとこれは身体に起きた変化ではないけども、
気がついたこととして、
お昼だけでも商談はまとまるということ。
お酒をやめたと公言したことで、
夕食に誘われる機会がなくなり、
反動でランチミーティングに誘われる機会が増えた。
正直なところ、いままでランチミーティングなんて、
どういうものか経験したことがなかったし、
時間がランチ時間なだけで昼に会えば昼に飲むだけだったけど、
純粋に本当に大人がお昼ごはんを一緒に食べる、そしてそこでビジネスの話もする。
これはやってみるとなかなか悪くないもので、
終わりの時間が見えていることで、非常に効率がいい。
話が早い。
テンポよく話が進み、そのまままとまることもあるんだ、という気づき。
最近などは、なんなら朝誘われることも増えた。
これも食わず嫌いというか知らなかっただけで、やってみると悪くない。
こう振り返ってみると、
うまく美味しいとこ取りが出来てるなと感じる。
男でもあり女でもあることで男の気持ちも女の気持ちもわかる人のような、
お酒を飲む楽しさとお酒を飲まない楽しさの両方を同時に得てしまっている。
飲まない日常は有意義なことが増えたし、
たまに友人と飲む場は、やはりしゃかりきに楽しいし。



